〜海外で働く〜 住民票、年金、保険について


-住民票はそのまま残す?

 住民票はそのまま置いておくのか。それとも抜いて海外へ行くのか?

 これは人によって考え方はそれぞれだと思いますが、基本的には住民票は抜いて海外へ行く人が多いのではないかと思います。前もって帰国する時期が決まっているケースなどはそのまま残す人もいるようです。たとえ住民票を抜いても、戸籍がなくなるわけではありません。抜いた場合、国政選挙については各国の領事館などで投票ができます。

 また住民票を残した場合は、住民税が課税対象となります。ご自身は海外にいながらも日本の住所のまま登録されていますので、住民税が発生してしまうのです。また住民税は、前年度収入に対して課税されますので注意が必要です。

 住民票に関わるところで見ていくと、年金と保険の問題があります。通常、会社に勤めておられる方は、「厚生年金」と「社会保険」に加入していることと思います。ご自身で事業をされている方や、お仕事に就かれていない場合は、「国民年金」「国民保険」に加入していることと思います。住民票を抜いた場合は、「国民保険」は利用できなくなり、「国民年金」の支払いは任意となります。「国民保険」が使えないということになると、日本への帰国時の医療負担は100%自己負担となることも考慮にいれておいてください。

 

-気になる保険について

 海外で就労する場合、多くの企業では「海外旅行保険」に加入します。これは基本的には企業が加入し費用を負担します。現地の病院での治療費などは100%こちらの保険で負担されます。ただし、重症の場合など、日本の病院で治療や入院を必要とした場合は、会社側が負担してくれないケースもあるので注意が必要です。また、クレジットカードに付帯した保険サービスが適応される場合もあります。事前に調べておく方が良いでしょう。

cba1c0fc252c06195037e7eff5b4d820_s

 私個人的な意見としては、生命保険やガンなど3大疾病に関する保険はご自身で加入しておくことをオススメします。単身者であったり、まだ、20代、30代前半ぐらいの年齢だとどうしてもこれらの保険については軽視しがちですが、万が一の事を考えるとご自身の負担できる範囲のもので構いませんので加入しておいた方が良いでしょう。

 

-年金についても知っておこう

 会社が半額負担する「厚生年金」は最低でも満期までは25年支払う必要があります。満期まで支払い続けなければ受け取ることはできません。住民票を抜いた場合は「国民年金」の支払いは任意となるため、この時点で将来の年金問題については決断をする必要があると言えます。つまり将来の受取額が異なってくるからです。年金については、割り切って考えて、今から貯蓄をしておくのも一つの方法ですし、保険会社が提供する「個人年金保険」に加入しておくのも良いかと思います。

 いずれにせよ、これから海外へ旅立つという状況では、老後のことまで考える余裕なんてない、というのが正直なところかと思います。それだけに見落としがちだけど非常に大切な問題です。ぜひ頭の片隅に置いておいてください。

 

(Visited 239 times, 1 visits today)

Leave a comment

Your email address will not be published.

*