海外のカフェでは自分で片付けないで。


 日本の感覚で海外へ行くとちょっと違和感を感じるのが、カフェやファーストフード店でのひとコマ。日本では席を立つ際に、自分で食器や紙コップなどを片付けますが、海外ではその必要はありません。

海外ではセルフといっても注文したものを受け取るだけで、片付けるのは専門の人です。このため、テーブルの上が散らかっていることがよくあります。
座ろうとしても空いていない場合、前客の食器などを隣のテーブルにまとめてスペースをつくる場合がよくあります。日本人からするとどうして片付けないのかと思うのですが、そもそも基本的な考えが違います。

参照:片付けをしない外国人

フランス、イギリス

こちらの人たちはスタバで後片付けはしない。食べたらそのままカップやら食べかけのケーキやら置いて帰る。時には「食い散らかす」とはこういうことを言うんだな、と思う程テーブル中に食べかすが散らかっていることもある。食器を下げる場所も見当たらないので、「置いて帰る」というのが常識らしい。

参照:フランスとイギリスのスターバックス事情

台湾

台湾のフードコートでは、清掃員が食器を片づけに来きますので、食べ終わった食器はそのままテーブルに置いておきます。

参照:http://taiwan-gourmet-magazine.net/90

 

 これは国によって異なりますが、専門の清掃人が片付けてくれることもあれば、店員が片付ける場合もあります。例えば、海外のスタバでは、店員が定期的に大きなトレイ(?)を持ってきて食器やカップを回収します。席に座っている時でもカップが空だとわかれば、テーブルの物は完全撤収されます。

 いずれにせよ、客はそのまま放置するのが正解です。自分で片付けようとすると、逆に不審がられることもしばしば。

 観光や出張で海外へ出かけた人の中には、海外のカフェやフードコートに行くと、この習慣に馴染めず、カルチャーショックを受けた人もいるかもしれません。逆に海外長期滞在者が帰国した際には、悪気もなく片付ける事を忘れた何てこともあるかもしれません。

 

なぜ、海外では客が片付けないのか?

考えられる理由としては、以下の2点があるのではないでしょうか。

 まず考えられるのが「顧客に片付けさせること」そのものが失礼だという考えです。これは階級制度から来ているのかもしれません。インドでは明確に階級制度に対する考え方が浸透しており、海外へ留学した若者は、飲食店などでアルバイトをすることを嫌います。

 次に考えられるのは、「徹底した分業制」です。特に海外のフードコートへ行くと片付け専門の人が待ち構えています。例えばタイでは「ワークシェアリング」という考え方が浸透しており、タイの失業率はなんと1%以下。中国では、飲食店はもちろん、道歩く人々もそこら中に食べカスやゴミを捨て歩いても、あっという間に清掃員が回収に訪れます。

 いずれにせよ、海外に出ると日本の素晴らしさを改めて感じます。海外のフードコートに入ると、空席なのに「食べ残し」がテーブルに山積みで席探しに苦労する。なんて事も珍しくありません。

 




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