東南アジアへ出かけるならパスポートの残存期間に注意を!


本来は金曜日からジャカルタへの出張だった。

金曜日午前11時、
関空に到着しチェックインカウンターへ。

カウンターの女性がどこか変。

私のパスポートを持って別の係りのもとへ。

笑顔で戻ってきた彼女は「パスポートの有効期間が半年に足りませんので、今日はご搭乗いただけません」だと。

そこで笑顔はいらんでー!!!!と思いつつ。

あかんあかん。これはやばい。

わたくし、海外でビジネスをして11年。お恥ずかしながらそのような規定があるとは。

今回の滞在は4日間、なぜ半年も有効期間が必要なのかはさて置き、確かに国ごとでその規定はあり、期間は異なるようだ。

「イミグレのお兄ちゃんに賄賂渡すから大丈夫、乗せてー!」と懇願するも、相変わらずの笑顔で真面目なお姉さんは動じない。

日曜日は大事なイベントがジャカルタである。これまでに用意周到準備してきた。私が行かねば、あれもこれも大変なことになる。なんとかしても明日にはジャカルタに入りたい。

スピードが勝負だと気持ちを切り替える。

急いでチケットをキャンセルし、パスポートセンターへ電話。

しかし、電話に応じたパスポートセンター女性の回答は、更新には営業日6日、特急でも3、4日は必要とのこと。

そりゃそうだろ。今日は金曜日。

これは、完全に完全に「オワッタ」。

外国人が行き交うだだっ広い出発カウンター前で、がっくりと肩を落とし座り込んでしまった私の携帯電話からは、しばらくしておじさんの声が聞こえてきた。

50代くらいの職員の方。再び仕事の内容や事の重大性を説明する。

しばらく話した後、おじさんは「わかりました。かなりレアなケースですが」と前置きし「特別に何とかやってみましょう」と言いだした。「ただし今日の午後4時半までに発行できないと間に合いません」と付け加え、私に準備すべき資料を指示した。

本当にそんなことできるのか。

私は関空から自宅へ戻る車中、パソコンで全ての資料を作成し、資料に押印後自宅からセンターへFAX。既に午後2時を回っていた。10分後電話があり、承認を得たのですぐにセンターへ来てくださいとのこと。

3時前に到着。

お会いしたそのおじさんは、腰の低い穏やかな印象。恐縮しきりの私以上に腰が低い。

その後、写真撮影と必要書類への記入を済ませ、なんとわずか1時間で新しいパスポートが出来上がった。

今回の出来事を私は一生忘れないだろう。

この方の機転でどれほどに救われたことか。別れ際に、深くお辞儀をしてお礼を言うと「新しいチケットは取れましたか?」とおじさんはまた私をきずかってくれた。

私の心はほぼ折れかけていた、が一人の職員の方に救われた。

私は何を求めて仕事をしてきたのだろう。これからは何を求めるのか。
今回の出来事で深く考えさせられた。

聞くと、私のように海外経験ベテランな人ほど意外に同じミスを犯しているそうです。週に何回かは空港から電話がありパスポートの期間が足りず搭乗できないという電話があるのだとか。
 
最近では、インターネットで安く航空券が買えるため旅行会社を通さないこともあり、誰も教えてくれないんですよね。

国によっては、特にアジアでは、パスポートの残存期間に規定があります。

参考までに

 タイ 入国時6ヶ月以上
 韓国 入国時3ヶ月以上
 台湾 入国時3ヶ月以上
 ベトナム 出国時6ヶ月以上
 フランス 出国時3ヶ月以上
 ドイツ 出国時3ヶ月以上

 などなど。
 

たとえ、1週間の滞在でも上記の期間の残存が必要です。

今回の私は特例で、即時発行していただけましたが、普通の出張や個人的な観光などでは100%不可とのこと。私も2回目はないですと念押しされました(笑)

皆様もどうかご注意を!

 



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