タイで増加する日本人の自殺が“週1ペース”に…! 体を燃やし、4階から飛び降りた強者まで


海外在住の日本人が増加するにつれ、海外で犯罪に巻き込まれたり、事故に遭遇したり、また自ら命を絶つ日本人が増加しているようです。下記は、タイ在住ライターによる衝撃的な記事です(記事内容は2016年6月)。

 
【引用元:この記事の著作権は、TOCANA 2016.06.21に帰属します。】

東南アジアの中でも特に親日国であるタイは日本人が暮らしやすい環境が整っており、現在一説では10万人以上の日本人が常時タイに滞在しているともいわれる。首都バンコクでは、場所によってはタイ人よりも日本人の方が多いという現象も起こるほどで、まるで日本にいるのとそう変わらない状況になっている。

そんなタイ国内では年間多いときで8000人が自殺しており、その中には外国人、特に日本人の自殺が増えている。頻繁に起こる日本人の自殺はセンセーショナルなものでないと報道されないほどで、現地在住の日本人でもその事実を知らない人も多い。

 

週にひとり以上は日本人が自殺している

各国に置かれている日本大使館には現地の日本人保護や支援を行う部門があり、タイのその担当官は「日本人が増え、日本社会の縮図がそのままバンコクに移ってきたよう」と表現する。それほど自殺が増えている。金銭的なトラブルや対人関係での悩み、暴力団関係者が逃亡の末にバンコクで命を絶ったりなど、事情は様々だ。

タイで自殺する日本人は年間でおよそ100人はいる。週に最低ひとりはなんらかしらの手段で命を絶っているのだ。

タイは犯罪発生件数が人口比では日本の十数倍ともいわれ、日本では見かけないセンセーショナルな事件事故が多い。ただ首を吊るくらいではニュースにはならない。そのため、日本人の自殺はあまり表沙汰にならないのだが、表沙汰になると日本とは違い本名、生年月日、ときにはパスポートの顔写真のページが丸々報道されてしまう。そんな辱めを受けることを覚悟しているのかしていないのか、とにかく日本人が次々と命を絶っている。

 

日本人に借りた金で火を点けた?

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写真: ไทยรัฐออน

近年で注目された日本人の自殺は2014年10月22日の夜に起こった投身自殺だった。タニヤという、和食店やカラオケクラブなどが立ち並ぶ歓楽街にあるビル内の吹き抜け4階から、当時37歳の日本人男性が飛び降りた。

このニュースが話題になったのは、死亡男性がわざわざガソリンかなにかの燃料を体に振りかけ、着火してジャンプしたからだった。4階というそれほど高い位置ではなかったことから致死率を上げるために着火したのかもしれないし、頭がおかしかったのかもしれない。

現地のニュースでは焼身&投身自殺だけを淡々と報道されたが、実はこの男性は前日にもこの街に現れていたのだと、タニヤのカラオケクラブに勤める日本人マネージャーが証言している。

「あの前日に暗い顔をした男が歩いてきて、金もなにもかもをなくしたと話していました。かわいそうなのでいくらか金をあげて、彼は自分のアパートに帰るといって立ち去りました。そして翌日、あの自殺です。もしかしたら私が渡した金で燃料を買ったのかと思うとちょっと……」

マネージャーは話題になった事件の渦中にいたことがやや嬉しいのか、言葉ほど後悔しているような顔はしていなかった。

この飛び降り自殺が発生した時間は22時30分ごろだった。タイの歓楽街はこれくらいの時間から盛り上がり始め、法的に規制される深夜2時ごろに収束する。ちょうど盛り上がる直前の暇な時間帯だったこともあり、多数のカラオケ嬢たちが現場に入り込み、死体と彼の身分証明書をスマートフォンで撮影した。マスコミが記事を載せるよりも早く、タイのSNSでは彼が話題の寵児となった。これが彼の本望だったのか、それは誰にもわからない。ただ、在住者の多くはこのSNS投稿を見て「タイでは死にたくないな」と思ったという。

(文=高田胤臣)




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